宅建協会加盟の手続き
不動産で起業を考えていて、ある程度下調べをした方は開業前に本店で1000万円の保証金を供託しなければ営業できないことや、全国宅建協会や全日本などの業界団体に加盟すればその保証金がわずか60万円(団体への入会金その他で総額210万円程度にはなる)に減額されることをご存知でしょう。
そして、同時に「加盟に際しては一定資格以上の会員の推薦人2人が必要」という要件があることもご存知かと思います。
「こまったな。推薦人になってくれるような知り合いは居ないよ」
という方が多いと思いますが、私もその1人でした。
結局、今の店舗の仲介をしてくれた業者さんにお願いしたところ、気の良い方で快諾してくださったので推薦人になっていただき、もう1人は協会のご紹介で開業予定地域の地域役員さんにお引き受けいただくことができました。
実務的には、推薦人は1名確保できれば、もう1人は協会が地区の役員さんを紹介してくれるようです。また、1人も知り合いが居ない場合も、開業予定地の地区役員さん他が推薦人になってくれるようです。
もっとも、きちんと不動産業をやれます!というところを見せないと、地区役員さんも困ると思いますが・・・。
私の場合は以下のような流れでした。
4月30日
店舗の賃貸契約終了。終了後にその店舗を仲介してくれた業者さんに推薦人のお願いをしてご了解いただく。
5月1日
法務局に行って本店移転、定款変更の手続きをする(これをしないと県庁への免許申請ができないので、すぐに行きました)。
5月10日
変更登記完了。新しい会社謄本を取得。
5月11日
県庁に宅建の免許申請。添付した写真がデジカメをプリントしたものだったので、保存性に問題があるのではないか(次回更新までの5年後まで退色せずに保管できないとダメ)といわれたが押し切る。また、借りた店舗の看板に以前の入居企業の社名が残ったままだったので、免許通知を受け取りに行くときに新しい看板に変わったものを証拠写真を撮影して持ってくるように言われました。
5月17日
宅建協会に申請に行く。もう1人の推薦人候補の方(地域の役員の方)をご紹介いただき、協会職員の方がその場から電話をしてくれました。その後私もその場からお電話させていただいて、翌5月18日にその役員さんの会社にうかがうことになりました。
5月18日
役員さんの会社にうかがうと、もう1人別の方がいらっしゃいましたが、そのままお話にはいりました。最初に私からこのような機会をいただいたお礼を申し上げて、事前に作成してきた経歴書をご提示しました。そしてそれをもとに自分が不動産取引でお客様や同業者に迷惑をかけるような人間ではないことをご説明しました。
そうすると、役員さんのほかにいらしたもう1名のかたから、「よし良いよ、推薦しよう」と言っていただきまして、その足でその方の会社にうかがうことになりました。聞くところによると、最初に協会からご紹介いただいた方は、新規業者の入会審査の審査員であるため、自らが推薦人になるのは具合が悪いということで、同地域のほかの幹部の方をお呼びいただいていたのでした。
その後、その推薦人になってくださる方の会社でざっくばらんに仕事をするにあたって注意しなければいけないことを教えていただくことができました。このときに付き合ったほうが良い業者や注意すべき業者などを教えていただき、大変役に立っています。
5月24日
先日のお2人が私の事務所のチェックにいらっしゃいました。机や電話、コピー機など最低限度の備品がそろっていることを確認されるのです。
6月1日
協会の本部に行って入会審査を受けました。このときに推薦人のお2人にもおいでいただきます。まず、推薦人だけが審査会場に行き、審査員の質問を受けます。その後入れ替わりに新規業者の代表者(私のようなもの)が入室して口頭試問をうけます。会場は大きなホールに机がコの字型に並べられていて、年配の役員さんが8人くらいいらっしゃいます。受験者はコの字の開いている部分に1人で座って質問を受けます。質問は自己紹介をしなさいということと、なぜ宅建協会に入会を希望するのかということの2点でした。このほかに略歴をみながら数人の役員さんから質問をうけました。最後に誓約書に署名捺印をして終了です。時間にして30分弱でした。
全て終了したあとで、推薦人として仕事を休んでご同道いただいた方にささやかながらお礼を差し上げます。
これであとは都道府県庁からの免許通知待ちです。
6月22日
協会から県庁からはがきで通知が着たらはがきを持ってきてくれと言うFAXがはいりました。
6月24日
県庁からの免許通知がはがきできます。
6月26日
協会に行くと入会金や保証金の納付について説明がありました。
6月27日
前日の指示通り振込みをしました。そして、その振込みの控えをもって再度協会に行きます。協会はそのコピーをとって本部に保証金の供託手続きを依頼します。
あとは協会から供託手続きが終了した旨の連絡が来た時点で、協会の本部に証明書を受け取りに行き、その足で県庁に行けば(免許通知と実印を忘れずに!)、その場で免許証がいただけるそうです。
私はいま、これを待っています!
ここまでやってみてわかったのは、なんでもけっこう時間がかかります。そして、協会支部によって異なるようですが、毎月入会受付の〆日があるので、その〆日を過ぎると審査は翌月にもちこされてしまいます。そうすると1ヶ月間無駄になってしまうので、早めに動くことをお勧めします。

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